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記憶術における効果的な記憶の基本的な条件

視覚的イメージの結合:記憶術の技法(システム)の如何にかかわらず,共通して使用される基本的な条件は,「すでに知っていること(既知のもの)」と「覚えたいこと(未知なもの)」とを,「生き生きした」「視覚的な」「とっぴな」イメージをもって結合することである.

 たとえば,「すでに知っていること(既知のもの)」が「飛行機」であり,「覚えたいこと(未知なもの)」が「木」であったとすれば,二つの項目を結合するために,心眼(mind eye)に「生き生きした」「視覚的な」「とっぴな」(実際にはあり得ない,非論理的な,ばかげた)絵ないしイメージを描く必要がある.「飛行機が一本の木のそばに止まった」というイメージは論理的な,ごく当り前のイメージである.上記の条件を満たしたイメージとしては,「飛行機の代わりに,大木が飛んでいる」「飛行機が木の代わりに生えている」「飛行機にたくさんの木が乗っている」などが挙げられる.

望ましい視覚的イメージづくりの4つのルール は,「生き生きした」「視覚的な」「とっぴな」絵ないしイメージを描くためには,以下の4つのルールの少なくとも2つ以上のルールを活用することが望ましいとしている.

 (1) 不均衡 out-of proportion:実物より大きい連想(例:巨大な,大きな)

 (2) 誇張 exaggeration:実際より数の多い連想(例:たくさんの,何千もの,何万の,無数の)

 (3) 置き換え substitute:他の有意味なものへ置き換えた連想(~のかわりに)

 (4) 動作・動き action:動作・動きを入れた連想(例:飛び出した,飛んでいる,激突した,ぶらさげた,など)

 「大きな封筒(不均衡)から手紙の代わりに(置き換え)何万(誇張)ものイヤリングが飛び出している(動き)」イメージを描くことができれば,4つのルールのすべてを含んだイメージを描けたことになる.「封筒にイヤリングが入っている」や「封筒からイヤリングがこぼれ落ちた」よりも鮮明なイメージとして心眼に焼きつくであろう.

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